
茨城県取手市の社会福祉法人身障者ポニーの会様は、就労支援や生活介護、グループホームなど多様な福祉サービスを運営されている法人です。
"すべての人が夢と希望を持って暮らせる社会の実現に貢献する"という理念のもと、利用者様の自立支援や地域での生活を支える取り組みを幅広く展開されています。
施設周辺は自然豊かでのびのびと過ごせる環境にあり、またさまざまな作業内容がある点も魅力のひとつです。
利用者様が手がけるお菓子や手工芸品は、施設内や市役所などで販売されており、取手駅前ではカフェ「PONY'S CAFE」を運営されています。
今回は、理事長の岡田様にお話をうかがいました。
"すべての人が夢と希望を持って暮らせる社会の実現に貢献する"という理念のもと、利用者様の自立支援や地域での生活を支える取り組みを幅広く展開されています。
施設周辺は自然豊かでのびのびと過ごせる環境にあり、またさまざまな作業内容がある点も魅力のひとつです。
利用者様が手がけるお菓子や手工芸品は、施設内や市役所などで販売されており、取手駅前ではカフェ「PONY'S CAFE」を運営されています。
今回は、理事長の岡田様にお話をうかがいました。
目次
社会福祉法人身障者ポニーの会様 施設外観

職員の健康診断を手厚くサポート
Q.貴法人が健康経営優良法人認定を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
数年前に「健康経営っていうものがあるよ」とたまたま聞いたことが最初のきっかけです。
ホームページの制作を進める中で、健康経営優良法人についても興味を持ち、取得を目指すことにしました。
参考ページ:健康経営優良法人とは? メリット・認定基準・申請方法をわかりやすく解説
ホームページの制作を進める中で、健康経営優良法人についても興味を持ち、取得を目指すことにしました。
参考ページ:健康経営優良法人とは? メリット・認定基準・申請方法をわかりやすく解説
Q.たまたま健康経営に興味を持たれたとのことですが、もともと職員さんの健康診断の実施は徹底しておられたのでしょうか?
はい、そうですね。
職員のうち34歳までの方は、事務職員が一斉に予約をとって、指定した病院で受診をしてもらっています。
35歳以上の方は、自身で都合がいいタイミングで予約を取ってもらっています。予約が済んだら、事務担当職員に病院名と受診日を報告してもらうという流れです。
また受診対象外の職員に関しては、毎年6月に検診車が職場にきますので、利用者さんと同じタイミングでレントゲンを受けてもらっています。
このように法人側のサポート体制を整えたことで、現在の受診率は100%ですが、定着する前は受診日の日程調整などに苦労しました。
数名受診漏れが発生すると、その職員に何度も声をかけなければなりませんので、大変でしたね。
職員のうち34歳までの方は、事務職員が一斉に予約をとって、指定した病院で受診をしてもらっています。
35歳以上の方は、自身で都合がいいタイミングで予約を取ってもらっています。予約が済んだら、事務担当職員に病院名と受診日を報告してもらうという流れです。
また受診対象外の職員に関しては、毎年6月に検診車が職場にきますので、利用者さんと同じタイミングでレントゲンを受けてもらっています。
このように法人側のサポート体制を整えたことで、現在の受診率は100%ですが、定着する前は受診日の日程調整などに苦労しました。
数名受診漏れが発生すると、その職員に何度も声をかけなければなりませんので、大変でしたね。
Q.では、再検査や要検査の判定を受けた方へも、個別に声かけをおこなっているのでしょうか?
はい、おこなっています。
法人内に健康増進活動の担当者を配置し、その担当者が面談や受診を進めています。あとはわたしの方から直接声をかけることもありますね。
そういった細やかな声かけを通して、再検査の受診の定着にもつなげています。
法人内に健康増進活動の担当者を配置し、その担当者が面談や受診を進めています。あとはわたしの方から直接声をかけることもありますね。
そういった細やかな声かけを通して、再検査の受診の定着にもつなげています。
ラジオ体操は1日2回の実施。日々利用者とともにからだを動かす
Q.おりこうブログHRにて実施したアンケートの結果、肩こりや腰痛など筋骨格系の不調を抱える職員様が多いことがわかりました。改善に向けて取り組んでいることはありますか?
まず、利用者さんと一緒にからだを動かす時間として、1日2回ラジオ体操の時間を設けています。
また、肩や腰の痛みを感じている職員については、個別面談で簡単に症状のチェックをおこなっています。
マットの上で屈伸や片足で立ってもらったり、そういった簡単な検査ですね。
そのときの職員の状態に応じてアドバイスをし、アフターフォローにつなげています。
また、肩や腰の痛みを感じている職員については、個別面談で簡単に症状のチェックをおこなっています。
マットの上で屈伸や片足で立ってもらったり、そういった簡単な検査ですね。
そのときの職員の状態に応じてアドバイスをし、アフターフォローにつなげています。
ラジオ体操は1日1回の実施が定着している法人様が多いと思います。その点、貴法人は1日2回実施されているのですね。
そうですね。朝は9時に利用者さんと一緒にウォーキングをして、そのあと9時20分ぐらいから音楽を流し始めます。
利用者さんがラジオ体操をしてから作業を行いますので、職員も一緒にからだを動かすことが習慣化しています。
それから、午後は13時15分から再び体操の音楽をかけます。
全職員強制ではありませんが、できる職員には積極的に参加してもらっています。
利用者さんがラジオ体操をしてから作業を行いますので、職員も一緒にからだを動かすことが習慣化しています。
それから、午後は13時15分から再び体操の音楽をかけます。
全職員強制ではありませんが、できる職員には積極的に参加してもらっています。

利用者様が作成された手芸
QOLプランナーとの面談により、細やかなフォロー体制を構築
Q.さきほど個人面談というお話がありましたが、法人内で対応する方が決まっているのでしょうか?
はい。QOLプランナーを配置して対応しています。
個人面談だけではなく部署別ミーティングも実施しており、部署での課題に対しても健康アドバイスを受けられるようにしています。
個人面談だけではなく部署別ミーティングも実施しており、部署での課題に対しても健康アドバイスを受けられるようにしています。
産業医や保健師と連携をとっている法人様は多いですが、QOLプランナー様との面談は珍しいですね。個人面談の時間もとられているとのことで、職員様もご安心ではないでしょうか。
そうですね。法人で契約している産業医の先生は、健康診断書にコメントを書いてくれたりしています。
従って、産業医も関与していますし、QOLプランナーとの面談も重ねることで、職員へのサポート体制を充実させています。
※QOLプランナーとは、職員の健康や生活面の向上を支援する専門員のこと。
従って、産業医も関与していますし、QOLプランナーとの面談も重ねることで、職員へのサポート体制を充実させています。
※QOLプランナーとは、職員の健康や生活面の向上を支援する専門員のこと。
インフルエンザのワクチン接種を実施
Q.施設内の感染症対策について教えてください。
障害者福祉サービスの場合、必ず実施しなければならない感染症対策が法律で決められており、その基準に従って運営しています。
法人内に感染症対策委員がいますので、その者が集まって定期的に会議をしたり、感染症対策の講義やセミナーを実施しています。
法人内に感染症対策委員がいますので、その者が集まって定期的に会議をしたり、感染症対策の講義やセミナーを実施しています。
Q.インフルエンザの予防注射などは実施されていますか?
はい、おこなっています。
毎年11月ぐらいに、利用者さんと職員にはワクチンを接種してもらっています。
毎年11月ぐらいに、利用者さんと職員にはワクチンを接種してもらっています。

施設内の様子。常に清潔な環境が保たれている。
職員同士の連携を欠かさずに、日々綿密なコミュニケーションを
Q.貴法人は、職員さんが支援に集中できるよう、さまざまな点で作業環境が工夫されているとお見受けしました。その点、コミュニケーションの活性化に向けて工夫している点はありますか?

わたしたち福祉の現場では、職員同士の連携ってすごく大切です。
朝はもちろん全員集まっての朝礼と、部署別での朝礼を必ず実施しています。
あとは夕方16時45分ぐらいから再び全員で集まって、その日どういうことがあったのか、どう対応したのかという点を情報共有しています。
朝はもちろん全員集まっての朝礼と、部署別での朝礼を必ず実施しています。
あとは夕方16時45分ぐらいから再び全員で集まって、その日どういうことがあったのか、どう対応したのかという点を情報共有しています。
また、休んだ職員は次に出勤したときに必ず記録を確認するようにしています。
全職員が情報を共有して細やかにコミュニケーションをとることで、スムーズな利用者さんの支援につなげています。
全職員が情報を共有して細やかにコミュニケーションをとることで、スムーズな利用者さんの支援につなげています。
町おこしイベントにも関わり、地域とのつながりを大切に
Q.貴法人でイベントを実施したり、地域のボランティア活動に参加したりされていますか?

はい、イベントはよくおこなっています。
運動会や保護者の方が来られる発表会など、年度ごとにスケジュールが決まっておりますので、定期的に実施しています。
また、施設内で生産品の販売を行うなど、地域の方に向けた取り組みも行っています。
取手市の地域おこしの一環である凧揚げのイベントの際には、施設の敷地を開放して、地域の方々に利用いただけるようにしています。
そのほかには、公民館のお祭りの際には物品の貸し出しをおこなったり、職員がかき氷を出店したりしていますし、さまざまな形で地域の活動に関わっています。
そのほかには、公民館のお祭りの際には物品の貸し出しをおこなったり、職員がかき氷を出店したりしていますし、さまざまな形で地域の活動に関わっています。
“お互い様”の風土が根付き、子育て世代の急な休暇にも柔軟に対応
Q.休暇を取得しやすいように工夫されている点はありますか?
職場では、小さなお子さんを育てている職員や、産休を取得する職員が多いので、自由に休暇をとってもらっています。
「この日は人手が不足しそうだな」と事前に分かる場合には、別日の休暇取得をこちらから提案して、柔軟に対応しています。
それから、病気などによる通院についてもできる限りサポートしています。
たとえば、がん治療で定期的に通院する方には、時間単位で有給を取得できるようにしていますし、場合によっては通院日にあわせて出勤日を調整したりしています。
みなさん治療しながら勤務されていますね。
今のところこの運用で問題なく進められていますので、今後もできる限り配慮していこうと思っています。
「この日は人手が不足しそうだな」と事前に分かる場合には、別日の休暇取得をこちらから提案して、柔軟に対応しています。
それから、病気などによる通院についてもできる限りサポートしています。
たとえば、がん治療で定期的に通院する方には、時間単位で有給を取得できるようにしていますし、場合によっては通院日にあわせて出勤日を調整したりしています。
みなさん治療しながら勤務されていますね。
今のところこの運用で問題なく進められていますので、今後もできる限り配慮していこうと思っています。
そのように柔軟に対応しながら働けるという点は、職員様にとっても非常にご安心ではないでしょうか。
そうですね。
とくに小さいお子さんを抱えているご家庭の場合、急に熱が出て休みが必要になるという場面はしょっちゅうあります。
職場には同じような状況の職員がたくさんいますので、「お互い様」という気持ちで気兼ねなく休んでもらっています。
おそらく、休むのが1人だけだったら遠慮しますし、職員本人も気まずい思いをすると思うんですけど、同じような職員がたくさんいるので、もうお互い様ですよね。
実は今日も入学式がありますので、職員が何名か休んでいるんですが、現場では自然と助け合いながら進めています。
とくに小さいお子さんを抱えているご家庭の場合、急に熱が出て休みが必要になるという場面はしょっちゅうあります。
職場には同じような状況の職員がたくさんいますので、「お互い様」という気持ちで気兼ねなく休んでもらっています。
おそらく、休むのが1人だけだったら遠慮しますし、職員本人も気まずい思いをすると思うんですけど、同じような職員がたくさんいるので、もうお互い様ですよね。
実は今日も入学式がありますので、職員が何名か休んでいるんですが、現場では自然と助け合いながら進めています。
資格取得支援や食事提供も実施
Q.そのほかに、貴法人で職員さんの健康面でサポートしていることはありますか?
はい、職員の資格取得を支援しています。
精神保健福祉士や社会福祉士、介護福祉士などの資格取得を目指す職員に関しては、研修費用や受験料の補助をおこなっています。
そのほかにも、本人の希望に応じてさまざまな資格取得をサポートしています。
また、日々の食事の提供もおこなっています。
昼間は利用者さんに給食を提供しているんですが、職員も希望すれば1食350円で食事ができます。
また、グループホームで働く職員については宿直業務がありますので、朝食と夕食も希望制ではなく、全員食べるようにしていますね。
精神保健福祉士や社会福祉士、介護福祉士などの資格取得を目指す職員に関しては、研修費用や受験料の補助をおこなっています。
そのほかにも、本人の希望に応じてさまざまな資格取得をサポートしています。
また、日々の食事の提供もおこなっています。
昼間は利用者さんに給食を提供しているんですが、職員も希望すれば1食350円で食事ができます。
また、グループホームで働く職員については宿直業務がありますので、朝食と夕食も希望制ではなく、全員食べるようにしていますね。
金融機関から認定取得の評価を受ける
Q.認定の取得からまだ日が浅いですが、周囲の方からのご反応はありましたか?

実は、取引先の銀行の方からお声がけをいただきました。
「健康経営の認定を受けたんですね。取手市で認定された法人は数が少なかったんですよ。」と言っていただいて、すごく褒めていただきました。
認定を取得してからまだ1か月しか経っていなかったので驚きましたが、認定を受けてよかったと改めて実感しました。
「健康経営の認定を受けたんですね。取手市で認定された法人は数が少なかったんですよ。」と言っていただいて、すごく褒めていただきました。
認定を取得してからまだ1か月しか経っていなかったので驚きましたが、認定を受けてよかったと改めて実感しました。
職員の健康が利用者の笑顔につながるという好循環を生み出す
今年度は残念ながら新卒の採用はなかったのですが、健康経営は若い方も気にされるポイントだと思っていますので、今後も積極的にPRしながら採用活動を続けていきたいと考えています。
実際、何年か前にホームページを見て応募してきてくれた方がいて、職員として頑張ってくれています。
昔は「職員の健康までは…」という考えもありましたが、今は利用者さんへの支援の質を高めるためにも、職員の健康が大切だと感じています。
職員が健康で笑顔で支援ができると、それが利用者さんにも伝わって、みんな笑顔でいられるんですよ。
実際、施設に見学に来てくださった方からも「皆さん笑顔ですごく明るくて素敵ですね」といってくださることが多く、職員の健康が現場の雰囲気にも大きく影響していると実感しています。
今回の認定取得を通じて、職員の健康がとても重要であると改めて認識しました。
実際、何年か前にホームページを見て応募してきてくれた方がいて、職員として頑張ってくれています。
昔は「職員の健康までは…」という考えもありましたが、今は利用者さんへの支援の質を高めるためにも、職員の健康が大切だと感じています。
職員が健康で笑顔で支援ができると、それが利用者さんにも伝わって、みんな笑顔でいられるんですよ。
実際、施設に見学に来てくださった方からも「皆さん笑顔ですごく明るくて素敵ですね」といってくださることが多く、職員の健康が現場の雰囲気にも大きく影響していると実感しています。
今回の認定取得を通じて、職員の健康がとても重要であると改めて認識しました。
インタビュー後記
ポニーの会様は、もともと職員の働きやすさを大切にされていた中で、認定取得や外部評価をきっかけに、その取り組みの意義を改めて実感されているご様子が印象的でした。
また、健康経営は本来、単なる従業員の健康管理にとどまらず、長期的には組織全体の成長に結びつく取り組みです。
「職員が健康で笑顔でいることが、利用者様にも良い影響を与える」という岡田様のお言葉は、現場での実感に基づいたものであり、健康経営の本質を体現されていることがうかがえました。
さらに、認定発表からわずか1か月で金融機関から評価を受けたというエピソードも、大変印象的です。
健康経営優良法人認定は、直近で23,085法人が認定を受けており、認定数は過去7年間で約30倍以上に増加しています。(2026年時点 中小規模法人部門)
今後さらに制度自体の認知度が高まり、ポニーの会様のように社会的な評価を受ける機会が増えていくことが期待できるでしょう。
"社会福祉法人として地域に貢献する"という強い理念と利用者様への想いが、日々の取り組みにもつながっていると感じ、大変有意義なお話をうかがえました。
ポニーの会様の取り組みは公式ホームページでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。
また、健康経営は本来、単なる従業員の健康管理にとどまらず、長期的には組織全体の成長に結びつく取り組みです。
「職員が健康で笑顔でいることが、利用者様にも良い影響を与える」という岡田様のお言葉は、現場での実感に基づいたものであり、健康経営の本質を体現されていることがうかがえました。
さらに、認定発表からわずか1か月で金融機関から評価を受けたというエピソードも、大変印象的です。
健康経営優良法人認定は、直近で23,085法人が認定を受けており、認定数は過去7年間で約30倍以上に増加しています。(2026年時点 中小規模法人部門)
今後さらに制度自体の認知度が高まり、ポニーの会様のように社会的な評価を受ける機会が増えていくことが期待できるでしょう。
"社会福祉法人として地域に貢献する"という強い理念と利用者様への想いが、日々の取り組みにもつながっていると感じ、大変有意義なお話をうかがえました。
ポニーの会様の取り組みは公式ホームページでも紹介されていますので、ぜひご覧ください。

いかがでしたか? この事例のように、御社でも健康経営を実現しませんか?
有資格の健康経営アドバイザーが、無料で個別相談を承ります。ぜひお気軽にお申し込みください。






