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健康経営事例 
株式会社石橋組 様
「従業員がご自身の健康について考える機会を作ることができ、自分の健康が自分だけのものではない、ということが少しずつ伝わっていっている気がします。」

株式会社石橋組
取締役 水上 晋太朗 

#福岡県田川市
#土木工事
福岡県田川市を拠点に筑豊地域を中心に、土木工事に携わっている株式会社石橋組様は、2019年から総務に携わっている水上様を中心に健康経営に取り組まれています。
今回は取締役の水上様に健康経営のお取り組みについてインタビューさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
Q.01
健康経営の取り組みを始められた時期とそのきっかけについて教えてください。

(水上様)
取り組みを始めましたのは、2年ほど前、私が総務の担当を始めた頃です。
会社として打つ手が限られているとも感じながらも、前職での総務経験から「衛生」の取り組みは重要だと思っておりました。

加えて健康診断に関しまして、2次受診対象者の方には、ご自身の健康状態が自分だけでなく会社やご家族にも関わってくることをしっかり意識してほしいと思っておりました。
そのため、健康経営への取り組みは、私が目指していた施策・内容と通ずるところがありましたので、やってみようということになり、始めたのがきっかけです。
Q.02
健康経営の取り組みを始められるにあたっての課題などは当時ございましたでしょうか。

(水上様)
当初は従業員の健康管理については、プライバシーの問題もあり会社が管理するのは難しいのではないかと思っておりました。
また、初めての試みでもありましたので、どのような目標を掲げればいいのか、健康管理がメインなのか、どこまで会社として取り組むのか、など手探り状態でもありました。
加えて健康経営は、従業員の健康を重要視するとはいえ取り組み自体は経営側の話であり、従業員側には響きづらいので、その状態で従業員に意識付けをするのが難しいというのが、当時の課題でした。
石橋組様ではユニークなお取組みとして「おすそわけの取組み」をされています。
詳細はこちらから
Q.03
具体的な取り組みをお聞かせいただけますか?

(水上様)
健康診断については、それまでの取り組みは最低限のものだったのですが、診断の結果をデータで分かりやすく充実させることによって、よりご自身の結果に注目・注視していただくようにいたしました。
加えて、健康診断を受けて終わるのではなく2次受診の勧奨を徹底しており、お声かけや掲示板での告知を行い再検査の催促をしております。
また、意識付けをするための取り組みとして、年に1回健康に関する社内アンケートを実施し、ご自身の健康を振り返っていただくとともに、会社で従業員の健康を把握するよう努めております。
他にも、不定期ではありますが、地元田川の農産物を配るなどの取り組みをしており、野菜や果物など従業員のみなさんへ体に良いものをとっていただけるよう機会を設けております。
こういった制度的な取り組みに加え、従業員と健康について積極的にコミュニケーションを取ることに努めております。
Q.04
健康経営を通じて“従業員”にどういった変化がございましたか?

(水上様)
健康経営に取り組む前は、健康診断結果や再検査の重要性に対する従業員の意識が低かったのですが、健康経営の取り組みを行うにあたり、健康診断結果の数値が示す意味の理解と、2次受診によりどのように指導され、どう改善していくかを議論する機会が増えました。
その結果、従業員の意識にも変化が見られるようになり、血圧が高いことをご家族から心配されている方は、ラーメンを多く食べていた生活からサラダなどに変更するなど、食生活への意識づけをされている方もいらっしゃいます。

Q.05
健康経営を通じて“対外的”にどういった変化がございましたか?

(水上様)
田川市内では、健康経営優良法人の認定を受けているのが弊社のみということもあってか、これから申請をしようとする企業様からの問い合わせをよくいただきます。関係する企業や団体の方より「どのような感じで取得ができるのか?」というご質問や、他にもどのような傾向・メリットがあるのか?といった関係の問い合わせが増えました。それだけ他企業様より弊社を認知いただけているということでもあり、内容も健康経営についてなので、クリーンなイメージをもっていただけているのではないかと思います。
今後は採用活動における外からのイメージや従業員のご家族からの印象、それにともなう結果に期待をしております。
Q.06
健康経営に取り組んで良かった点について教えてください。

(水上様)
やはり、従業員の健康意識が上昇していることは一番の効果だと思います。
従業員がご自身の健康について考える機会を作ることができ、自分の健康が自分だけのものではない、ということが少しずつ伝わっていっている気がいたします。
私自身、健康経営に取り組む前から、従業員ご自身の健康状態が自分だけでなく会社やご家族にも関わってくることをしっかり意識してほしいと思っておりましたので、そこの意識が変わってきているのが嬉しく思います。
コストをかけて投資することが目的ではなく、また一時的に行って終了することでもありませんので、引き続き継続していくことが大切だと思っております。
Q.07
健康経営の取り組みを通じて出てきた課題などがありましたら教えてください。

(水上様)
以前に比べ、従業員の健康に対する意識が変わっていっている手応えは感じておりますが、やはり関心をもてない従業員に対してのアプローチには限界がございます。
一歩外へ出れば会社で管理をすることは難しいため、今後は会社としてできることを常に模索し、新しい取り組みなどを積極的に取り入れる必要があると考えております。
Q.08
今後の計画や想いなどございましたら教えてください。

(水上様)
健康経営の目的は認定が取れるかどうかではなく、従業員の健康を重要視するものなので、企画したものが本当に従業員のためになるのかどうかを最優先に考え、計画していく予定です。
健康診断のやり方につきましても、最新のものがあれば積極的に取り入れ、安心して働ける会社を目指していきたいと思います。
また、この取り組みは会社のサステナビリティに加え、従業員の公私両方における充実―ウェルビーイング―が目的なので、それぞれが会社の一員としてだけでなく、家族や友人の中でどれほどかけがえのない存在なのかについて考えていかなければならないと思っております。

また同時に、情報の入れ替わりも早いため、最新の良い内容を社員へ伝えることや、情報を取りこぼさないことも大切にしております。

Q.09
これから健康経営を取り組む企業様へアドバイスがあればお聞かせください。

(水上様)
従業員自身の意識を変えることは非常に難しいですが、弊社の場合、ある従業員が生活習慣に関わる病気で退職するというきっかけがあり、それによって数名の意識が変わりました。しかしそれでも他人と自分を関連付けることは難しく、会社から何も言わなければ他人事になっていたと思います。
また弊社としても、その従業員が会社の将来のために残された最後のメッセージであると強く認識しました。そのお姿を決して無駄にしないよう改善につなげていくことが会社の責務であり、その手段として一人ひとりと健康について積極的にコミュニケーションをとることが最も大切であると感じております。
会社としてこうした経験を活かすためには、やはり健康診断結果の解説や2次受診の重要性を表面上だけでなく様々な場面で従業員と話し合い、個々にしっかり向き合うなど地道な努力をすることが重要になってくると思います。
健康管理が自分だけの問題ではないことを真摯に説明し、理解してもらうことで、内的コントロールに繋げる、ということが重要です。そのためには会社としても「何のために健康経営に取り組むのか」を明確にする必要があると思います。
弊社も単に仕事としてだけではなく、従業員に幸福な人生を歩んでもらいたいと本気で思いながら、これからも地道に活動を続けていきたいと思っています。
今回は、大変貴重なお話しをお聞かせいただきありがとうございました。
健康経営について、まずは健康診断の結果の充実化や2次受診の勧奨の徹底から始められ、地元田川の農産物を配布されるなど様々なお取り組みをされており、常に新しい試みを模索されていることが印象的でした。
こういった健康経営のお取り組みが従業員の健康意識向上に寄与されていることはもちろんのこと、対外的にも注目を集めており、これから地域で広く普及されることが期待されます。

株式会社石橋組様は弊社がご提供している「おりこうブログ」をご利用いただいております。
ホームページを通じて、健康経営の取り組みを広く効果的に発信いただけるよう、弊社としても引き続き支援してまいります。
株式会社石橋組

所在地:〒825-0002 福岡県田川市伊田99番地の4
事業内容:土木工事業

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