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コンドウ印刷株式会社様|健康経営事例

「健康経営を成功させるポイントは、従業員からの要望・アイディアを柔軟に取り入れることです」

コンドウ印刷株式会社 
・近藤保子社長
・健康経営担当 小池舞様
 

#新潟県長岡市
#シール・ラベル印刷
#https://www.kondo-printing.com/
コンドウ印刷株式会社様は新潟県長岡市の企業で、食品や化粧品のシールやラベルの印刷事業を手がけています。
スーパーや小売店などの私たちの身近な場所にも、コンドウ印刷様が印刷したシール・ラベルを使った商品が多く並んでいるそうです。

数年前に近藤社長と担当者の小池様を中心に健康経営を開始し、現在では健康経営優良法人をはじめ、仕事と家庭生活・育児の両立に取り組む新潟県内の企業に贈られる「ハッピーパートナー企業」「子育て応援プラス」など、数多くの認定を取得しています。

今回はお二人に健康経営を始めたきっかけや、取り組みの内容、成功させるポイントについてお伺いしました。
自社で健康経営を始めたい方に役立つ情報が盛りだくさんですので、ぜひご覧ください。

健康経営スタート当初は、経営層と社員の間に温度差があった

Q.貴社が健康経営の取り組みを始めた時期と、そのきっかけ(理由)について教えてください

(近藤社長)
弊社の会長が健康経営アドバイザーの資格を取得したのがきっかけでした。

それまでは健康は自己管理が中心だと思っていたのですが、健康経営の考え方を知ることで会社の課題に多角的にアプローチできるのがわかり、2019年から本格的にスタートしました。

※健康経営アドバイザー…健康経営の必要性を伝え、実施へのきっかけを作る人材を育成するための研修プログラムと、それを修了して認定試験に合格した者に与えられる資格のこと。東京商工会議所が、経済産業省より受託を受けて運営している。

参考ページ:健康経営アドバイザー(東京商工会議所ホームページ)

Q.始めたときは「健康経営」という言葉に、どんなイメージを持っていましたか?

(小池様)
私のなかでは「健康」という言葉と「経営」という言葉が組み合わさっていること自体が、結構不思議でした。

「何をやればいいんだろう?」というのもわからず、「?」だらけだったというのが率直な感想です。

Q.健康経営の取り組みを始めた直後の課題などはありましたか?

(近藤社長)
スタート当初は、経営層と社員で健康経営への温度差があったことです。

「健康経営」には「経営」という言葉が入っていますから、社員からすると、「会社が何かをやってくれるんだろう」という意識が強かったかと思います。
「自分たちで主体的に取り組もう!」という雰囲気ではありませんでした。

(小池様)
そうですね。最初は「これから何を始めるの?」とぽかーんとしている人や、困惑している人が多かったと思います。

社員の要望を健康経営の施策に取り入れることで、社員が積極的に取り組みはじめた

Q.貴社の健康経営の取り組みを具体的に教えてください

(近藤社長)
多くの取り組みを実施していますが、特に評判がよかったのは「ヘルシーランチの推奨と、昼食代の一部補助」と、「託児所サービス」ですね。

あと、弊社では各社員が健康増進のためのチャレンジメニューを設定しており、そちらの取り組みもうまくいっています。

ヘルシーランチの推奨と、昼食代の一部補助が社員から大好評!

(近藤社長)
健康に配慮した仕出し弁当の雑穀米ヘルシーランチの推奨や、昼食代の一部補助は特に社員からの評判がよかった取り組みですね。

それもそのはずで、昼食代の一部補助はもともと社員からの要望がきっかけで始めた取り組みだったんです。

ある社員から「他の会社で昼食代の一部補助の制度を設けているところがあるので、うちの会社でも始めてもらえませんか?」との声をもらって、それでお弁当屋さんのメニューを見たところ、食物繊維が豊富で塩分を控えめにしたヘルシーランチを見つけたんです。

そこで、健康経営と結びつけた施策にすることを思いついて、「ヘルシーランチを注文したら昼食代を一部補助する」という仕組みにしたら、社員からもとても好評でした。

また、夏休みなどはお子さんが家にいるので、お弁当を会社で注文してから、持って帰って家で食べている社員もいますね。

託児所サービスでワーク・ライフ・バランスを実現! 育休からの職場復帰もスムーズに!

(近藤社長)
他にも弊社では、企業型保育所と法人契約をして、社員が託児所にお子さんを預けられるサービスを提供しています。
実はこれも、社員からの要望がきっかけで始めたサービスです。

ここ長岡市も待機児童が多く、なかなか保育園にお子さんを入れられないという問題がありました。

そんななか、ある女性の正社員から「産休を繰り上げて働きたい」という声をもらい、彼女の要望に全力で応えようと思った結果、この託児所サービスの制度ができました。

1人利用者が出てくると、後に続く社員が出てきます。
実は、ここにいる小池さんも託児所を利用しています。


(小池さん)
託児所の利用は、私が社内で3人目です。
やはり先輩たちがこういった託児所の利用のルートを作ってくれたおかげで、スムーズに利用できました。

私は2021年の8月に職場復帰したんですが、その時期は近隣の保育園は枠がいっぱいでとても子どもを預けられませんでした。
会社の託児所サービスがなかったら、ここまでスムーズには職場復帰できなかったかもしれないですね。
子育て応援プラス
(近藤社長)
そういった託児所サービスなども整備した結果、社員のワーク・ライフ・バランスの実現に役立っていると実感しています。

新潟県内の仕事と子育ての両立に積極的に取り組んでいる企業に贈られる「子育て応援プラス」にも認定されました。

ただ、最初から認定を目的に活動していたというよりは、「いろいろ取り組みを進めていたら結果的に取れた」という感じですね。

社員ごとの健康経営チャレンジメニューの作成

(小池様)
現在は、各社員が健康増進のためのチャレンジメニューを設定して、個々人が取り組んでいます。

このチャレンジメニューは、「毎日●●分運動する」などの健康的な生活を送るための目標を各人が設定して、実行するものです。

これも運動習慣の定着には効果的でしたね。

健康経営では会社が従業員に取り組みを押し付けるよりも、社員からの声に応えるほうが建設的だしうまくいく

(インタビュアー)
お話を伺うなかで、コンドウ印刷様では、社員様のご要望をすくい取って、それを健康経営のビジョンにうまく結びつけられているので、とても良い循環が生まれているなと率直に感じました。


(近藤社長)
ありがとうございます。会社がね、よかれと思ってやっていることが、社員にとって必ずしもありがたいと思ってもらえるものばかりじゃないんですよね。

だから会社のほうから独りよがりに健康経営の取り組みを押し付けるよりも、社員側から「こうしてほしい」と言ってもらったことに応えるほうが建設的かなと思います。

他には、健康経営に取り組んでいる他社さんの事例を調べて、施策に取り入れている部分も大きいですね。


(小池さん)
会長・社長はすごくアイディアマンなので、そこから出たアイディアと、社員からの要望、他社さんの取り組みの研究の3つが組み合わさって、健康経営を進めている感じですね。

勤労者福祉サービスや自転車通勤の推奨で運動不足を解消

Q.健康経営を実際に進めてみて、社員の意識の変化などはありましたか?

(近藤社長)
そうですね。先ほどのお弁当の費用補助のように、「会社からやらされるだけじゃなくて、自分たちにもいいことがある」というのが実感できてからは、社員のみなさんの気持ちも変わってきたのかなと感じています。

長岡市が実施している勤労者福祉サービスという制度がありまして、会社が毎月の掛け金を支払うと各施設の無料券がもらえるんですね。

たとえば、大手通りの地下駐車場の無料券や、市の体育館など、社員が自分の好きなサービスを自由に選べるようになっています。

冬場はウォーキングができないので、休みの日に体育館で汗を流すなど、社員が思い思いに利用していますね。

【補足】
勤労者福祉サービスセンターは各自治体に設置されていますので、ご興味のある方はぜひ「●●市 勤労者福祉サービスセンター」などのキーワードで検索してみてください。

自転車通勤の推奨で、運動習慣の定着とSDGsの実現に貢献

他にも新入社員を始めとして、自転車通勤を始めた社員も出てきました。

これは社員の健康にも、もちろん良い影響があるんですが、車通勤と違って自転車通勤はガソリンも使わないし、CO2 も排出しませんから、弊社が取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)の面でも、とても効果があると感じています。

なので、今は健康経営の担当者と私のほうで自転車通勤のメンバーを徐々に増やしているところです。

現に、私も今日は自転車で通勤してきました。
片道30分ほどかかるんですが、往復で1時間運動することになりますから、帰宅してから運動する必要がなくなるので、時間を有効活用できています。

長岡市は毎年秋に「ノーマイカーデー」を実施してたんですね。
これまでは他人事みたいに思っていたんですが、今年からは会社としてもこの活動に積極的に賛同して、取り組もうと思っています。

活動の年間スケジュールを立てて、健康経営のPDCAを回していく

Q.健康経営の取り組みを推進する中で、「健康経営」のイメージについて変化はありましたか?

(小池様)
実際に自分が施策を考える立場になってからは、季節や状況、世の中の動きにあわせて計画を立てる必要があることに気付きました。

そのため、もともとは「健康」と「経営」という二つの言葉が結びつかないと思っていたんですが、「健康を経営する」って意味が、実際に取り組みを始めてから理解できるようになりましたね。

健康経営については活動の年間計画を立てて、「この時期にはこういったことをしよう」と事前にスケジュールを組んでいます。

そして、実際にそれぞれの月になったら「こんな状況になってきたけれど、次は何をしようか」という風にPDCAを回しています。

今は社員の中にも健康経営が浸透しているので、健康経営の担当者が「今度はこれをやります」と言うと、「じゃあ何をしようか」と前向きに取り組んでくれる方が増えてきましたね。

各従業員に数日間の休みを付与して、属人化している業務を洗い出して改善し、有給休暇取得率80%以上を達成

Q.有給休暇の取得率向上について苦労した点や工夫した点を教えてください

(インタビュアー)
コンドウ印刷様の有給休暇の取得率はここ数年80%を超えているとのことですが、日本の労働者の平均取得率が56%程度なので、とても高いと思います。

参考ページ:有給休暇取得率・日数の平均は? 業種別・企業規模別に違いはある?(BizReach)

ただ、社員の方が気軽に有休を取得しても、問題なく会社が回るようにするのは大変だとも思うのですが、苦労した点や工夫した点を教えてください。


(近藤社長)
有休取得率の向上は、働き方改革の一環で始めたものになります。

昔は弊社も残業がすごく多い状況でした。
「残業が多いので、結婚を考えづらい」という理由から、1人の女性社員が退職してしまったことをきっかけに、働き方改革を真剣に取り組み始めたんですね。

残業が多い理由を見つめ直した結果、社内で属人化した業務が多いことに気付きました。

「この作業はこの人しかできない」という作業が多いので、休めないんですね。

そこで、まずは「やらないこと」を決めました。
「これもしない、あれもしない」と不要な業務を削ることで、最初に全体の効率化を図りました。

社員に数日間の休みを設ける取り組みで、業務の属人化を解消

そして、業務の属人化の減少と有休取得率の向上に一番効果的だった施策が、「強制インフルエンザ」という取り組みです(笑)。

これは「ある社員がインフルエンザにかかった」と想定して、実際に3日~1週間程度、その社員さんに休みを取ってもらって、職場が回るかを実験・訓練してみる取り組みです。

こうすることで、業務のなかで属人化している箇所がすぐにあぶり出されますし、「休んだ人の代わりに、誰がその業務を担当するか」などの業務の受け渡しの仕組みを強制的に作ることになるんですね。

あとは、お子さんの運動会がある社員さんには休みを取るように勧めたり、「引っ越しがあるので1日有休がほしい」という社員さんには「疲れも出るだろうから、3日休んだら?」と積極的に声をかけたりすることで、取得率が上がっていきましたね。

有休を取りにくい雰囲気がある場合は従業員サイドからは有休取得をなかなか言い出しづらいので、会社側から積極的に有休取得の声がけをして、雰囲気を変えていく必要性を実感しました。

社員が休んでも対応しやすい体制整備が新型コロナウイルス対策にも! 健康経営実施後は運動習慣がついてメタボ率も減少!

(インタビュアー)
お話を聞いて思ったんですが、そういった体制があると新型コロナウイルス対策にも効果を発揮しそうだと感じたのですが、そのあたりはいかがだったでしょうか?

(近藤社長)
そうですね。実際に濃厚接触者が社員のなかから出て、その方が1週間お休みになった際も、そんなに慌てることなく対応ができました。

あとは、社内にコロナウイルスの感染者や濃厚接触者が発生したときの手順をあらかじめ決めてあったので、パニックになることもありませんでしたね。

他にも、業務時間内に健康診断を組み込むことで受診率は100%を維持できていますし、運動習慣が付いた社員が増えメタボリックシンドロームの率も減少しているので、健康経営の成果が数字として見えるようになってきました。

健康経営を開始して、高校生の新卒採用で保護者様に安心してもらえるようになった

Q.健康経営の実施後、社外からはどんな反応がありましたか?

(近藤社長)
今回のように健康経営についての取材依頼をいただく機会が明確に増えたので、会社の認知度アップに役立っていると思います。

採用面でも効果は大きいですね。
求職者にアピールできる要素が増えました。

私たちの会社では高校生の新卒採用をしているんですが、そこでも健康経営は大きなアピールポイントになりました。

高校生の就職活動や会社選びでは、本人の意向はもちろんですが、それに加えて保護者様の意見も重要になってきます。

高校生本人はまだ若いので、健康経営という言葉にあまりピンと来ないかもしれませんが、保護者様には注目して見られており、他社との差別化につながっています。

他にもコンドウ印刷では、中高生向けにインターンシップや職場体験を積極的に実施していますね。

今年(2022年)の夏休みに実施する予定のインターンシップでは、単に業務を体験していただくだけでなく、職場でのコミュニケーションや健康経営の取り組みについても、学生さんたちに伝えたいと思っています。

今は人生100年時代という言葉もあるじゃないですか。
私たちやその下の世代が、定年を超えても健康に働けるように、今から準備すべきですし早いに越したことはないはずです。

自社だけでなく、周りの企業様にも声をかけて企業献血に取り組む

(インタビュアー)
コンドウ印刷様の健康経営の特徴として、自社だけでなく周囲の会社様も巻きこんで健康経営や社会貢献に取り組んでいる点があると思います。

その代表例が企業献血で、日本赤十字社の献血車を呼んで、周囲の会社の従業員様も含めて
献血に参加されている
とのことですが、この取り組みを始めたきっかけや手応えなどを教えてください。


(近藤社長)
企業献血を始めたのは、ある本を読んだことがきっかけです。
それが『2030年問題』という本で、「将来的に日本は輸血が不足して、どんな名医がいても手術ができない状態が出てくるだろう」との未来予想図が紹介されていました。

また、現在は手術だけでなく人工透析など幅広い場面で、輸血を必要とする方々が増加しています。

私の親もがんで亡くしているので「これはまずい」と考えて、何か自分たちにもできることはないかと調べた結果、企業献血を始めました。

弊社だけでは社員数が少ないのでお取引先様にも、「献血の場所はコンドウ印刷が提供するので、ご協力いただけませんか?」とお声がけしたところ、共感・賛同していただけました。

今年(2022年)で5年目の取り組みになり、年々参加者も増えています。
参加いただいているお取引先様からも、「今年はいつ献血をするんですか?」と自発的に声をかけていただく機会も増えましたので、「続けてよかったな」と実感しています。

金融機関からの信頼度が大きく向上 社内のコミュニケーションも活発に

Q.健康経営を始めて、他に見方が変わった点などがあれば教えてください

(近藤社長)
そうですね。従業員目線ではないんですけど、経営者として「取り組んで良かったな」と思うのが銀行などの金融機関からの信頼度が大きく上がったことですね。

最近の金融機関の事業性評価では、健康経営やCSRなどの財務以外の要素も重視する傾向にあるようです。
このときは本当に健康経営を始めて良かったと実感しましたね。

あとは社内のコミュニケーションが活発になったのも、ポイントかなと思います。

(小池様)
健康経営のイベントがきっかけで、初めてとは言わなくてもしっかり話すことができた社員同士もいましたし、雰囲気が変わった実感があります。

(近藤社長)
有志で参加するウォーキング大会をすごく楽しみにしている社員もいますね。
もしかしたら、お昼のお弁当が目当ての社員もいるのかもしれませんが(笑)。

それでも、みんな楽しく参加してくれているので来年はさらに参加者を増やしたいですね。
ウォーキング大会

会社が背中を押すことで、従業員も健康への取り組みに積極的に参加し、働く環境も向上した

Q.健康経営の取り組みをして良かった点を教えてください

(小池様)
やっぱり健康への取り組みに対して、会社から背中を押してもらったのが大きいですね。
先ほどの有休の取得や託児所サービスの利用なども、会社側からの働きかけがもしゼロだったら、今ほどは進んでいなかったと思います。


(近藤社長)
余計なお世話も役に立ったのかもしれません(笑)。

今後の課題は喫煙率や飲酒率をどのように低下させていくか

Q.今後、健康経営でさらに改善していきたいポイントを教えてください

(近藤社長)
健康経営の一環で健康診断の結果を分析して、病気のリスクに気付くようになったんですよね。

たとえば飲酒や喫煙などの生活習慣です。
それらは想像以上に健康被害を招くリスクになりますので、喫煙や飲酒の習慣がある社員への働きかけもおこなっていこうと思っています。

太陽光発電で、SDGs・災害対策・地域社会への貢献を推進

太陽光発電パネルを設置してエネルギーを自給 環境への負荷を削減

太陽光発電パネルを設置してエネルギーを自給 環境への負荷を削減
(インタビュアー)
健康経営と直接関係するわけではないですが、コンドウ印刷様はSDGsや環境対策にも積極的に取り組まれています。
それらの活動についてもぜひお話を聞かせてください。


(近藤社長)
コンドウ印刷では企業理念に、自然環境への配慮と地域の活力づくりを掲げています。

そのため、社内で省エネ活動に取り組んでいる専門のグループがいますし、社屋の屋根には180枚の太陽光発電パネルを設置しています。

弊社では一番大きな環境負荷をかけている分野が、電気の消費でした。

たとえば、印刷の工程でインクを乾かすのに使う、UVランプという機器があります。
一瞬でインクを乾かさないといけないので、UVランプ1台で一般家庭数戸ぶんの電力を消費してしまうんですね。
1ヶ月では1万5000キロワット以上もの電気を使う計算になります。

そのためどうしても大量の電気を使わざるをえないのが、これまで印刷業では環境面のネックだったんですね。

そんなときに金融機関さんから「太陽光発電パネルを社屋に設置して、自社で使う電気は自分たちでクリーンに発電しませんか?」とのご提案をいただきました。

これで、印刷業という私たちの業種であっても、環境負荷が低い持続可能なビジネスモデルを構築するビジョンが見えましたね。

太陽光発電システムは地震などの災害時の備えにも! 地域社会に貢献!

(近藤社長)
また、エネルギー消費やCO2 排出量の削減だけでなく、太陽光発電は地震などの災害時への備えにもなります。

私たちの会社の隣が公園なので、地震などの災害時には隣が避難所になる可能性があります。
そんな万一の場合には、停電で困っている近隣住民のみなさまにも、微力ながら貢献ができるのではないかとも考えています。

さらに、あと10年以上も経つと、従業員の車も電気自動車に変わっている可能性が十分にあります。
そのときに従業員の車の充電にも利用できれば、発電した電気を無駄なく利用できると考えています。
つまり福利厚生にも使えるんですね。


(インタビュアー)
太陽光発電パネルが災害時の備えにもなるとのお話を聞いて、コンドウ印刷様の近隣住民の方にとっても非常に心強いお話だなと感じました。


(近藤社長)
地震などの災害に対する備えは、ひとりひとり、1社1社ができる範囲で構わないので、進めていく必要があると思います。

コンドウ印刷様に興味を持った求職者や学生の方たちに伝えたいメッセージ

(近藤社長)
健康経営や企業理念などの価値観に共感してくれる方が、コンドウ印刷に興味を持ってもらえると、とても嬉しいですね。


(小池様)
いろんな取り組みに好奇心を持って、面白いと思ってくれる方には、とてもマッチする会社だと思います。

これから健康経営に取り組む企業へのアドバイス

まずは健康経営の活動をあきらめずに継続させることが重要

(小池様)
最初のうちは従業員から困惑や反発があるかもしれませんが、あきらめずにまずは始めてみれば少しずつ良い変化が出てくると思います。

会社での働きかけを継続すれば、自分の健康というおろそかになりがちな部分を、従業員が見つめなおすきっかけになります。

健康に注目する雰囲気づくりができていけば、従業員のほうからアイディア・要望の提案や自発的な行動が生まれていくと思いますね。


(近藤社長)
初めから全部うまくいく会社ってないと思うんです。
従業員の意識が変わるのも、成果が出るのにも時間がかかりますし。

でも、まずは始めてみないと、どんな結果も得られないのも事実です。

私たちは健康経営に取り組んで良い結果が得られていますが、私たちと同じやり方が他の会社さんにとってもベストとは限りません。

それぞれの会社さんにマッチしたベストな方法がありますので、それを模索するにも時間がかかります。何が自社にとってベストな方法かは、実際に取り組んだ会社じゃないとわかりませんからね。

健康経営は多くの経営課題にアプローチし、解決できる手法

健康経営は、経営者サイドとしても従業員サイドとしても、本当に多くの経営課題にアプローチできる手法だと、始めてみるとかならず実感できるはずです。

弊社のホームページにも有休取得率やメタボリックシンドロームの率などを掲載していますが、健康経営を継続すれば目に見えて成果が数字に表れますし、手応えを感じています。

これからの時代は定年を超えても働き続けなければいけないなかで、将来を見据えて健康づくりをおこなううえで、健康経営は大きなきっかけになると思いますね。

健康経営の継続には、外部への宣言や健康経営優良法人の取得を目指すのがお勧め

(近藤社長)
最初は小さなことからコツコツ始めるのがいいと思います。
私たちも初めは朝のラジオ体操から健康経営をスタートさせましたから。

あと、健康経営は始めるだけでなく続けるのも大事ですが、活動を継続させるコツは外部に「私たちは健康経営に取り組みます!」と宣言することです。

健康経営優良法人の取得を目指せば、活動の達成率や数字を外部に公表しなければならないので、自然と健康経営を継続できるはずです。

健康経営のモチベーションを高めて、何をすべきかを明確化する意味でも、健康経営優良法人の認定を目指すのはお勧めですね。

10年・20年後の未来から逆算して健康経営を考える

(近藤社長)
健康経営に取り組む会社さんが、これからもっと日本で増えればいいな、と思います。

経営者としても今後は健康経営に積極的に取り組んでいかないと、時代に取り残される危機感を感じています。

今は健康経営に取り組んだ企業を表彰する形式ですが、いずれ健康経営に取り組むことが義務になってくると思うんですね。
有休の取得義務化など、働き方改革でもそうだったじゃないですか。

なので、国や行政に言われてからやるのではなく、先を見据えて今のうちから健康経営に取り組むのが大事だと思いますね。

やっぱり私も会長も、自分でゼロから発案して始めたものって多分1つもないんですよね。

新聞や本を読みながら10年後を想像するんです。
きっと10年後、20年後、こうなるんだろうなっていう想像から始まって、じゃあ、そのときに自分達はどうなっているかを想像します。

そして、「今のままだとまずい」と考えて、未来からの逆算で健康経営や環境対策の取り組みをしていますね。

「何から始めたらいいのかわからない」という会社さんはそういった未来からの逆算と、他社さんのホームページをチェックすることをお勧めします。

今は多くの会社さんが、健康経営の施策や結果をホームページ上で公開していますので、それらを見るだけでもかなり参考になるはずです。
まずは情報収集から始めるといいと思いますね。

健康経営に取り組めばかならず良い結果が生まれます。
自分たちが予想していた以上の成果が得られますので、ぜひ多くの会社さんに取り組んでもらいたいですね。

インタビュー後記

コンドウ印刷様は、社員の要望やアイディアを積極的に取り入れて、健康経営を進めている点が特に印象的でした。

健康経営を始めようとしても経営層と社員の温度差が大きく、活動が空回り・形骸化してしまったり、頓挫したりするケースは少なくありません。

コンドウ印刷様が健康経営を成功させている最大の理由は、経営層からのトップダウンで施策をおこなうだけでなく、社員からのボトムアップで出されたアイディアも柔軟に取り入れる姿勢にあるのだと実感しました。

コンドウ印刷様のホームページには、健康経営や働き方改革、SDGsの活動報告が詳細に掲載されています。
健康経営をこれから始める方には参考になる情報が盛りだくさんですので、ぜひご覧ください。

・参考ページ:コンドウ印刷株式会社 公式ホームページ
コンドウ印刷株式会社

所在地: 〒940-1164 新潟県長岡市南陽2丁目951番地12
事業内容:ラベル・シール印刷

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