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暑い夏の適切な水分補給方法を徹底解説!

暑い夏の適切な水分補給方法を徹底解説!
夏は日差しが強く、脱水症状や熱中症になりやすい季節です。
そこで今回は暑い季節に備えるために、適切な水分補給の正しい知識をご紹介します。

暑い季節には水分補給が非常に重要です。
水分の必要性、適切な水分摂取量、さまざまな飲み物のメリットとデメリットなどをわかりやすく紹介します。


水分の必要性

水分の必要性
はじめに、あらためて水分が人間にとってどれだけ大切か、その重要性について説明します。
体内の水分の割合は、成人だと体重の6割、新生児だと体重の8割にもなります。そのような体内の水分の役割はさまざまです。
 
<水分の役割>
  • 栄養分や老廃物を血液中に溶かし運ぶ
  • 体温調節 (皮膚への血液の循環を増やして汗を出し、体温を一定に保とうとする)
  • 新陳代謝をサポートして血液濃度を一定に保つ など
 
とくに夏は高温と湿度により、多くの水分を必要とします。

水分摂取量の目安

水分摂取量の目安
次に、1日の水分摂取量の目安について説明します。
 
人間が摂取した水分は1日に約2,400ml排泄されると言われており、それらを補うために飲料水から約1,000ml、食事から約1,100ml、代謝水(※)で300mlを摂取しています。
※代謝水:それぞれの栄養素が体内で燃焼されるときにできる水。代謝水は栄養素によってできる量が異なる。
 
食事からの水分については、主にフルーツや野菜に多く含まれています。スイカやキュウリなど水分の多い食品を食事に取り入れることで、水分摂取量を補えます。
 
欧米の研究によると、1日に約1.5~2リットルの水を摂取することが推奨されていますが、夏の暑さや活動量の増加により、量が増える場合があります。また、個々の体質や環境によっても異なるため、自分自身の身体の信号をよくききながら水分補給の調整をしましょう。

水分補給のタイミング

水分補給のタイミング
水分補給は非常に大切ですが、むやみに水分を飲めばいいというわけではありません。
ここからは、適切な水分補給のタイミングや水分の種類について紹介していきます。
 
水分補給は定期的に行うのが重要です。のどが渇いたと感じた時には、すでに脱水状態が始まっています。
しかも年齢を重ねるごとに、のどの渇きを感じにくくなる傾向がありますので、とくに高齢者の方は注意が必要です。
また、水分補給なら何でも大量に飲めばいいというわけではありません。
1番のオススメは水です。夏場などで大量の汗をかいた場合は、ノンカフェインの麦茶などが推奨されます。
スポーツドリンクなども良いですが、大量に飲むと糖分の過剰摂取になる可能性がありますので、注意が必要です。
 
さらに、コーヒーなどのカフェイン飲料やビールなどのアルコールは、利尿作用が強いので摂取した分排出されてしまいます。
水分補給という面では推奨できませんので、注意しましょう。

危険な水中毒に注意!

水分補給を定期的に行うことの大切さについて説明しましたが、のどが渇いたからといって短時間に大量の水を摂取するのは大変危険です。短時間に大量の水を摂取すると、水中毒になる危険性があります。
 
水中毒とは、短時間で大量の水(約3~4リットル)を摂取した結果、体内のナトリウム濃度が減少し中毒症状を発症することです。最悪の場合、命にかかわることもあります。
 
激しい運動などでのどが渇いた場合でも、一気に大量に飲むことはせず、少しずつ摂取するよう心がけましょう。

適切な水分補給で健康を守りましょう!

夏の暑さに備え、適切な水分摂取は健康と快適さを保つために欠かせません。日常生活や外出先での水分補給に注意し、体の信号を敏感に捉えるのが重要です。
暑い季節を快適に過ごし、健康を維持するために、積極的な水分摂取を心掛けましょう。

監修者情報

株式会社メディカルコンチェルト
産業医と企業を結ぶマッチングサービスを事業として展開。従業員をサポートする「オンライン産業医面談」や経営者をサポートする「嘱託産業医」など、多方面から“企業全体の健康”に寄り添うサービスを提供。
公式サイト:https://medical-concerto.com/
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