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女性の健康課題とは?内容や健康経営に関連するポイントを解説!

女性の健康課題とは?内容や健康経営に関連するポイントを解説!
  • 「女性の健康課題とよく聞くけれど、どのような課題があるの?」
  • 「女性の健康課題と健康経営にはどのような関係性があるの?」
  • 「会社の健康経営の一環として、女性の健康課題についての対応策が知りたい」

このような疑問やお悩みをもつ方のために、今回は「女性の健康課題」についてご説明します。
 
女性の健康課題の内容や近年問題視されている背景、具体例、職場での対応策などについて簡単に説明していきます。


女性の健康課題とは?

女性の健康課題とは?
女性のライフステージの中で、体の変化にともない起こるさまざまな健康問題を「女性の健康課題」といいます。
このような健康課題の中には、適度な運動習慣を身につけることで予防できるものもあります。

20~40代などの若い世代は、まだ健康課題に気づかない、実感しにくい時期ではありますが、将来を見据えたうえで若いうちから準備をするのが大切です。

女性の健康課題が問題視されている背景

女性の健康課題が問題視されている背景
現代女性の健康の特徴は、飛躍的な長寿化です。2019年厚労省の統計では、女性の平均寿命が87歳を超え、世界で一番長くなりました。
しかし、平均寿命の急激な伸びにより、女性が自立して長い年月を過ごしていくための知識や社会的な支援がまだ追いついていない現状があります。
平均寿命が長くても健康寿命が短いのが大きな課題です。

また、仕事と出産・育児の両立も問題視されている背景の1つです。
現代の日本女性は、仕事のキャリアを積むために長い間出産をしない人も多いです。そこで増えてくるのが、子宮内膜症や子宮筋腫、乳がんなどの女性特有の疾患になります。
 
これらの疾患は月経回数が多く、かつ出産数や授乳期間が少ないほど発症しやすいです。
そのため、いざ妊娠したいと思ったときにこれらの疾患が発見され、手術や治療をしながらようやく40代で子どもを授かるというケースも少なくありません。

職場における女性の健康課題

職場における女性の健康課題
30~40代の子育て世代の女性が、子どもを育てながら仕事を継続していくのに、職場の十分な支援体制が整っていないという問題もあります。
また、マタハラ、パワハラ、セクハラなどのハラスメントにより、離職を余儀なくされるケースも少なくありません。職場に支援制度があったとしても、使いづらさを感じて辞めてしまう方もいます。

さらに、保育園へ預けるのが困難だったり、家事は女性がやるものだという古い慣習がまだ根強く残っていたりするのも、働く女性にとっては負担になってしまうのです。

ハラスメントに関する記事は下記参考ページをご覧ください。

女性の健康課題の具体例

1.月経随伴症状

1.月経随伴症状
月経にともなって起こる症状として、月経痛や月経困難症、PMS症状などがあります。
月経痛は女性の健康課題の中で最も多い問題で、月経時に起こる下腹部や腰の痛みなどを指します。月経痛にともない、頭痛、胃痛、吐き気、めまい、下痢などが生じることもあるのが特徴です。

それらの症状が日常生活に支障をきたすほどの状態を「月経困難症」といい、女性労働協会の調査では、女性の約25%以上に認められ、若い女性ほど起きやすいとされています。
PMS
PMS(月経前症候群)とは、月経前3~10日ほどの間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽くなるもしくは消失するものをいいます。

精神的な症状としては、普段は気にならない些細な物事にイライラしたり、突然涙がでたりするなどが特徴です。

2.女性特有のがん

2.女性特有のがん
女性特有のがんには、乳がん、子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がん、膣がん、外陰がん、子宮肉腫などがあります。罹患数が最も多いのは乳がん、次に子宮体がん、卵巣がん、子宮頸がんとなっています。

一般的にがんは高齢になるほど罹患しやすいですが、20~50代の間は女性のがん患者数の方が男性よりも多いです。

罹患率の一番高い乳がんは、20代後半から増え始め、30~40代がピークとなっています。
女性特有のがんは定期的な健診によって早期発見・治療が可能です。早期治療を開始することで治る可能性も高くなり、再発・転移、死亡率を低下させます。

3.更年期障害

3.更年期障害
日本人の閉経平均年齢は、50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期といいます。
更年期に現れるさまざまな症状の中でも、他の病気に伴わないものを更年期症状といい、その中でも症状が重く、日常生活に支障をきたす状態を更年期障害といいます。
 
更年期障害の主な原因はエストロゲンという女性ホルモンが大きく揺らぎながら低下していくことにありますが、それに加えて加齢などの身体的因子、成育歴や性格などの心理的因子、人間関係などの社会的因子が絡み合って関与して発症すると考えられています。
 
更年期障害の症状には、
①血管の拡張と放熱に関する症状
(例)ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗 など
②その他の身体症状
(例)めまい、動悸、頭痛、肩こり、冷え、しびれ、疲れやすさ など
③精神症状
(例)気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠 など
これらのようなものがあります。
 
更年期障害の治療では、それぞれの因子について十分な問診を行い、その上で生活習慣の改善や心理療法を行う必要があり、場合によっては薬物療法を行います。

4.妊娠・出産

4.妊娠・出産
働く女性にとっては、妊娠初期から産後までの母体の変化も健康課題になり得ます。
仕事にもさまざまな影響が出る場合がありますので、職場の上司や人事担当の方などから本人に声掛けを行い、適切な対応をとるのが大切です。
 
妊娠中の症状としては、疲れやすい、立ちくらみ、一時的な聞こえにくさ などがあり、作業効率の低下、集中力の低下がある場合や、急遽自宅療養、入院するケースもあります。
仕事への影響が大きく出始める前に、本人とよく相談し合って勤務内容や勤務体制などを整えましょう。

健康経営優良法人認定との関係

女性の健康課題への対応は、健康経営優良法人認定の認定要件の1つとなっています。
取り組み内容としては、健診への費用補助、相談の場の設置、休暇を取りやすい環境の整備などがあげられます。
認定要件を満たすためには、何らかの取り組みを継続的に実施するのが重要です。
 
なお、健康経営優良法人(中小規模法人部門)の認定要件は年度ごとに改定が実施されます。 
最新のものと内容が異なっている可能性がありますので、最新・正確な情報を知りたい方は必ず健康経営優良法人認定事務局のポータルサイトや、経済産業省の公式ページをチェックしてください。 

職場における女性の健康課題への対応策

ここまで女性の健康課題の具体例などについて説明してきました。最後に職場における女性の健康課題への対応策について紹介します。

就業規則の整備および周知

就業規則の整備および周知
就業規則の中に女性の健康課題についての項目を追加して整備を行いましょう。近年でよく取り入れられているものには「生理休暇」の導入などがあります。その他にも妊娠中の勤務体制や産休・育休の制度などの見直しや治療費の補助なども可能です。
規則を整備したら、全従業員に対して内容の周知を徹底しましょう。

社内外相談窓口の設置

社内外相談窓口の設置
女性の健康課題については気軽に人に相談できるものではないので、会社で相談できる窓口を設置するのも効果的です。また、産業医と連携して社外相談窓口をつくり、いつでも専門家に話ができる状態をつくるのも良いでしょう。

疾病治療のための休暇制度や柔軟な勤務体制の構築

普段からの定期健診や、治療、手術などがあると考え、治療のための特別休暇や就業中に通院に使える時間を設けるなど休暇制度の整備、柔軟な勤務体制の構築も重要です。

とくに産婦人科は予約が非常に取りづらく、休日はすごく混みあいますので、平日に治療が受けられるような時間休の設定などがあげられます。

まずは企業が女性の健康課題によって生じる損失を理解しましょう

健康課題は人によって違いますので、それも含めて男女ともに理解を深めるのが重要です。
ここで大切なのは健康課題に詳しくない男性だけでなく、同じ健康課題をもつ女性でも、それぞれ違いがあると理解してもらうことです。
 
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