新型コロナウイルスワクチンの有効性・安全性、会社で準備すべきことや企業様からよくある質問についての回答・解説も紹介します。
ワクチンはだれが、どこで、いつ受けられるの?
※このページの内容は2022年5月時点のものです。最新情報と異なる場合がございますので、予めご了承ください。
①ワクチン接種の優先順位
2021年2月より医療従事者へのワクチン接種が開始されました。接種の優先順位ですが2022年5月時点では、
- まずは、医療従事者等
- 次に、高齢者 (令和3年度(2021年度)中に65歳に達する、昭和32年4月1日以前に生まれた方)
- その次に、基礎疾患を有する者、高齢者施設等の従事者
となっています。(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
②接種が受けられる時期
接種の時期について2022年5月時点では、令和3年2月17日~令和4年9月30日までの予定とされており、優先順位、地域によって接種開始時期の変動があります。
(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
③接種回数と接種の間隔
武田/モデルナ社のワクチンは、標準として、1回目から4週間後(4週間後の同じ曜日)に2回目を接種することになっています。
一番早くて21日後(3週間後の同じ曜日)に接種を受けられますが、それより前には受けることができません。
(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
④接種が受けられる場所
原則として住民票所在地の市町村の医療機関や接種会場で接種を受けられます。
厚生労働省のコロナワクチンナビから接種会場を探すこともできます。
厚生労働省のコロナワクチンナビから接種会場を探すこともできます。
⑤必要な手続き3STEP
1.市町村から「接種券」と「新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ」が届きます。接種可能時期と接種会場を確認しましょう。
2.電話やインターネットで予約しましょう。
3.接種を受ける際は「接種券」と「本人確認証(保険証や運転免許証)」を持っていきましょう。
こちらのページで詳しく紹介されています。
2.電話やインターネットで予約しましょう。
3.接種を受ける際は「接種券」と「本人確認証(保険証や運転免許証)」を持っていきましょう。
こちらのページで詳しく紹介されています。
ワクチンは無料?有料?
接種は全員「無料」で受けることが出来ます。
最近、接種費用に関する振込詐欺が発生していますのでご注意ください。
最近、接種費用に関する振込詐欺が発生していますのでご注意ください。
mRNAワクチンってどういうもの?
では、今回私たちが接種するワクチンとは一体どういうものなのでしょうか。
ファイザー社及び武田/モデルナ社のワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれ。ワクチンが体内に入ると、下図のように、ウイルスを構成するタンパク質が産生されます。
これが免疫細胞であるT細胞・B細胞に働きかけ、ウイルスに対する中和抗体を産生し、我々の身体をウイルスの感染から防御してくれる仕組みです。
(参照:https://www.pfizer-covid19-vaccine.jp/ mRNAについて.pdf)
ワクチンの有効性・安全性について
ファイザー社の新型コロナワクチンは、臨床試験においてワクチンを2回接種した場合の有効率は約95%と報告されております。
武田/モデルナ社の新型コロナワクチンは、ワクチンを2回接種した場合の有効率は約94%と報告されており、どちらも100%の発症予防効果が得られるわけではありません。
(厚生労働省 新型コロナワクチンQ&Aより)
また、臨床試験の結果などに基づいて、ワクチンの安全性についての審査が行われます。
国内でのワクチン接種の開始後は、副反応を疑う事例について、専門家による評価が行われます。
臨床試験の結果など詳しくはこちらからご確認ください。
副反応にはどんなものがあるの?
ワクチン接種後は当日から数日のあいだは体調管理に注意が必要です。副反応の多くは48時間以内に出現するとされています。
重篤な副反応であるアナフィラキシー(発生率:100万人あたり5~10人)症状を呈した人の内90%は30分以内に出現しているとの報告もあります。
その他の主な副反応として以下のようなものが挙げられます。
- 皮膚症状:注射部位の発赤、腫脹、じんましん
- 消化器症状:腹痛、吐き気など
- 呼吸器症状:のどのかゆみ、息苦しさ(アナフィラキシー)
- その他:発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛など
ワクチン接種開始前に会社で決めておきたいこと
ワクチン接種は市町村ごとに行われ、接種日は平日となるケースも多いと思います。会社では、接種日を「有給休暇扱い」「欠勤扱い」とするかなど、事前に決めておくとよいでしょう。
また、接種後に副反応が出た場合の欠勤に対する扱いに関しても同様です。副反応のひとつである発熱は多くの場合、接種後48時間以内に始まり、発症後48時間以内に改善します。コロナ疑いの発熱に対して、自宅待機5日間など定めている企業もあると思いますが、副反応による発熱に対しては別途規定を設ける必要があるでしょう。
ワクチンに関するQ&A
Q.ワクチンで感染症が発症するリスクはありますか?
A.ワクチンはウイルスそのものを産生するのではなく、ウイルスを構成する「タンパク質」を産生します。ですので、ワクチン接種によってウイルス感染を引き起こすことはありません。
Q.mRNAワクチンで自分のDNAに影響がでたりしませんか?
A.ワクチンのmRNAは数日で自然に分解されます。よって、ご自身のDNAが影響を受けることはありません。
Q.妊娠中・授乳中でも打てるの?
A.妊娠12週まではワクチン接種を避けて下さい。妊娠12週以降、授乳中はワクチン接種は可能ですが、妊婦・胎児、授乳中の接種に関するワクチン接種の安全性はデータが不足しており確立していません。産婦人科の主治医とよく相談して接種をするかご検討下さい。
Q.その他、接種を控えるべきケースをありますか?
A. 免疫抑制薬を内服している方、妊娠中の方への安全性は確立されていないほか、ポリエチレングリコールに対するアレルギーのある方もワクチンと構造が似ているため、接種は控えるべきとされています。また、ワクチンは2回接種となりますが、1回目の接種でアレルギー反応があった方は、2回目接種するか医師と相談が必要となります。
Q.3週間の間隔で接種できない場合は?
A.1回目の接種から3週間を超えた際はできる限り速やかに2回目を打つことが望ましいとされています。
A.ワクチンはウイルスそのものを産生するのではなく、ウイルスを構成する「タンパク質」を産生します。ですので、ワクチン接種によってウイルス感染を引き起こすことはありません。
Q.mRNAワクチンで自分のDNAに影響がでたりしませんか?
A.ワクチンのmRNAは数日で自然に分解されます。よって、ご自身のDNAが影響を受けることはありません。
Q.妊娠中・授乳中でも打てるの?
A.妊娠12週まではワクチン接種を避けて下さい。妊娠12週以降、授乳中はワクチン接種は可能ですが、妊婦・胎児、授乳中の接種に関するワクチン接種の安全性はデータが不足しており確立していません。産婦人科の主治医とよく相談して接種をするかご検討下さい。
Q.その他、接種を控えるべきケースをありますか?
A. 免疫抑制薬を内服している方、妊娠中の方への安全性は確立されていないほか、ポリエチレングリコールに対するアレルギーのある方もワクチンと構造が似ているため、接種は控えるべきとされています。また、ワクチンは2回接種となりますが、1回目の接種でアレルギー反応があった方は、2回目接種するか医師と相談が必要となります。
Q.3週間の間隔で接種できない場合は?
A.1回目の接種から3週間を超えた際はできる限り速やかに2回目を打つことが望ましいとされています。
なお、標準の接種間隔を超えた場合のデータは限られているものの、効果は期待できることから、WHO、米国や、EUの一部の国では、4週間を超えた場合でも、1回目から6週間後までに2回目を接種することを目安として示していますので、こうした目安も参考になると考えられます。
監修者情報
株式会社メディカルコンチェルト
産業医と企業を結ぶマッチングサービスを事業として展開。従業員をサポートする「オンライン産業医面談」や経営者をサポートする「嘱託産業医」など、多方面から“企業全体の健康”に寄り添うサービスを提供。
公式サイト:https://medical-concerto.com/
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公式サイト:https://medical-concerto.com/