便秘とは?
便秘とは一般的に、「排便が順調に行われない状態」のことを言います。しかし、どのような症状を便秘と呼ぶのかという基準はしっかり決められているわけではありません。排便の回数は個人差が大きいためです。
通常は「その人の排便習慣からみて、以上に排便の遅延した状態」と定義されています。
どうして便秘になるのか?
便秘の原因には、
- 食事の量の少なさ
- 食物繊維不足
- 水分不足
- 排便欲求の我慢
- ストレス
- 不規則な生活
- 腹筋の筋力低下
などがあげられます。
便秘を解消する生活習慣
1.規則正しい生活
最も便意を感じやすいのは朝食後です。朝食をとる時間がないときは牛乳やビスケット、果物、スープなどでもOKです。
2.トイレを我慢しない
トイレに行きたいのを我慢すると、体のもつ排便反射が起こりにくくなります。
もし便意がなくても、食後に5分程度トイレに座りましょう。
3.適度な運動とマッサージ
運動不足は血液の循環が悪くなり、本来の腸の運動リズムを悪くします。腹筋運動は、お腹の血行を促進して筋肉の働きを高め、便を押し出す力をつけるためにも有効です。
ウォーキングや水泳などの全身運動や、外出や通勤時に早足で歩くことでも腹筋運動になります。
また、おへそを中心に手のひらでお腹を「の」の字にマッサージすることなども便秘解消に効果的な対策です。
4.食物繊維をたっぷりとる
食物繊維は、水分を吸収して便を柔らかくしたり、便の量を増やして大腸を刺激し排泄を促したりする働きがあります。
野菜、キノコ類、果物、イモ類、豆類、海藻類などでしっかり食物繊維をとりましょう。