骨粗しょう症とは?
骨粗しょう症とは、骨の量が減って骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。しかも、骨全体が弱まって骨折してしまうため、折れてしまった骨が元に戻るまでに時間がかかるようになってしまいます。
日本では、約1000万人の患者さんがいるといわれており、高齢者人口の増加に伴ってその数は増える傾向にあります。
女性はホルモンバランスが大きく変化する閉経後、骨の量が急激に減るため、骨粗しょう症になる人の割合が高くなります。
男性は、女性に比べると骨粗しょう症になる人の割合は低いですが、加齢とともに腸管からのカルシウム吸収が低下するため、70歳を過ぎると骨粗しょう症になる人の割合が高くなります。
どうして骨粗しょう症になるのか?
骨粗しょう症になる原因は主に下記のものです。
- カルシウム不足
- 運動不足
- 無理なダイエット
- お酒やコーヒーの摂り過ぎ
- 喫煙
- 日照照射不足 など
1番大きな要因はカルシウムの摂取不足です。
食物から摂取するカルシウムが不足すると、血液中や細胞に必要なカルシウムを補うために、骨に蓄積されたカルシウムが溶け出してしまいます。
骨粗しょう症を防ぐ食生活
カルシウムを食品から充分摂る、日光に適度にあたる、そして適度な運動をしてカルシウムの吸収率を上げ、十分な睡眠をとることで、成長期だけでなく、大人になっても強固な骨を維持することができます。
カルシウム不足を解消するには、多く含んでいる食品を食事から積極的に摂取することが不可欠ですが、食べた食品に含まれているカルシウムが全て身体に吸収されるわけではありません。吸収率をあげ、上手にカルシウムを摂取することが大切です。