今回は集団分析編ということで努力義務のストレスチェックの集団分析についてどんなことがわかるのか等々、気になる項目をご紹介させていただければと思います。
これらを参考に皆様もストレスチェックの集団分析に少しでも興味を持っていただければと思います。
これらを参考に皆様もストレスチェックの集団分析に少しでも興味を持っていただければと思います。
集団分析とは?
ストレスチェックにおける集団の範囲について
では、まず集団分析とはどんなものなのかをご紹介いたします。
集団分析の「集団」というのは、端的に言うとチームや部または課などの一定規模の集団のことで、原則として10人以上の課ごとの単位を指します。
ただし、10人未満だと個人が特定されプライバシーが守られない恐れがあるため、一つの課が10人未満の場合には同じ部門内の他の課を合わせて一つの集団と考えます。
例えば、工場の生産ラインと経理では職場の環境も業務内容もメンバーも違いますから、ストレスの特徴や傾向も異なっていることが想像できますね。
また「〇〇部」を集団として考えてみると、同じ事務系の職種でも法務部と人事部、経理部と購買部などでは業務内容が大きく異なりますので、同じような業務を行う労働者を集団として考えるようにしてください。
職場の環境を改善するためにも、同じような業務を行う労働者を一つのまとまりとして考えることは有効と考えられるからです。
この集団分析を有効に行うためには、集計・分析の単位となる集団ごとに同じ時期に一斉にストレスチェックを行うようにしましょう。
仕事のストレス判定図
ストレスチェック制度で使用が推奨されている職業性ストレス簡易調査票から作成できる仕事のストレス判定図についてご紹介していきます。
仕事のストレス判定図は2つの図からなり、仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司の支援、同僚の支援という4つの仕事上のストレス要因に注目して、ストレスの大きさとその健康への影響を判定します。
【量―コントロール判定図】
「仕事の量的負担」(横軸)と 「仕事のコントロール(仕事に対する裁量権あるいは自由度)」(縦
軸)をストレス要因とした場合のストレス度を、プロットして表現しています。図上の斜めの線は、仕事の量的負担とコントロールから予想されるストレスの状態や疾病の発生などの健康問題の危険(リスク)を標準集団の平均を 100 としてあらわしたものです。
仕事のストレス判定図は2つの図からなり、仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司の支援、同僚の支援という4つの仕事上のストレス要因に注目して、ストレスの大きさとその健康への影響を判定します。
【量―コントロール判定図】
「仕事の量的負担」(横軸)と 「仕事のコントロール(仕事に対する裁量権あるいは自由度)」(縦
軸)をストレス要因とした場合のストレス度を、プロットして表現しています。図上の斜めの線は、仕事の量的負担とコントロールから予想されるストレスの状態や疾病の発生などの健康問題の危険(リスク)を標準集団の平均を 100 としてあらわしたものです。
職場の支援判定図
「上司の支援」(横軸)と「同僚の支援」(縦軸)の点数から、同様に健康問題の危険(リスク)を判定しています。同僚および上司からの支援度が低いほど、すなわちプロットが左下にあればあるほど、リスクが高くなります。
ここからプロットの数字を読み込み、【総合健康リスク】を算出します。
そして、厚生労働省の発表している平均値と比較する。
ここまでが、一般的に【集団分析】としています。
そして、厚生労働省の発表している平均値と比較する。
ここまでが、一般的に【集団分析】としています。
ストレスチェックの集団分析でどんなことがわかるの?
さて、ここまで集団分析とは何か。ということをご紹介してまいりました。
では、ここからは集団分析を行うことで何がわかるのかをご紹介していきます。
- 全国の平均と比べてストレスの点数が高いか低いかがわかる
- 部署ごとにストレスの点数の違い、項目の違いがわかる
- 部署ごとにストレスに関する項目がわかるので、それに応じた対策が検討できる
このように、集団分析によって集団ごとの対策を講じることが可能になります。
また、総合的な健康リスクも可視化することが出来ますので、ストレスチェックを実施するのであれば是非、集団分析まで行うことを推奨します。
集団分析をおこなって部署ごとの結果を集計することで、実施した従業員へのフィードバックにもなります。
結果に応じて管理職への研修や教育に使用している企業様もございます。
ストレスチェックのやりっぱなし、ダメ絶対!!
ストレスチェックをやりっぱなし(実施だけしてフィードバックもしない)にすることで、マイナス面がとても多いです。
ステップ1. 従業員様のストレスチェックへの関心が無くなる
ステップ2. 翌年の受検率が低下する
ステップ3. 高ストレス者の面談にも手を上げなくなる
ステップ4. 隠れメンタル不調が増え、退職者が増える
今、集団分析は努力義務ですが、上記のような状況にならないためにも実施しましょう。
ステップ1. 従業員様のストレスチェックへの関心が無くなる
ステップ2. 翌年の受検率が低下する
ステップ3. 高ストレス者の面談にも手を上げなくなる
ステップ4. 隠れメンタル不調が増え、退職者が増える
今、集団分析は努力義務ですが、上記のような状況にならないためにも実施しましょう。
本当のところ
※これは個人的な意見です。
これまで集団分析をご説明してきましたが、正確には【分析】ではないですよね。と考えてしまいます。
【分析】の定義はこちらです。
・複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。
となっております。
厚生労働省が推奨する【職場の支援判定図】だと
仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司の支援、同僚の支援
の4つしか使用していませんし、これはあくまでも数字の積み上げを全国平均と比べて良し悪しを見ています。
しかも、全国平均としているものは【全業種】でございます。
業種によってストレス要因は変わってきますよね。
これは【集計】であって【分析】ではないのかなと思ってしまいます。
確かに見方によれば、分析の定義に重なる部分もあるかもしれませんが。。。
決して否定的な意見ではないですよ!
あくまでも個人的な感想です。
相関関係や妥当性などいろいろと考えることはあるかと思いますが。。。。
おっと!これ以上、書きますといろいろと支障が出てきそうなので今回はこの辺でやめておきます。
しかしながら、集団分析はやったほうが良いことは間違いないです。
これまで集団分析をご説明してきましたが、正確には【分析】ではないですよね。と考えてしまいます。
【分析】の定義はこちらです。
・複雑な事柄を一つ一つの要素や成分に分け、その構成などを明らかにすること。
となっております。
厚生労働省が推奨する【職場の支援判定図】だと
仕事の量的負担、仕事のコントロール、上司の支援、同僚の支援
の4つしか使用していませんし、これはあくまでも数字の積み上げを全国平均と比べて良し悪しを見ています。
しかも、全国平均としているものは【全業種】でございます。
業種によってストレス要因は変わってきますよね。
これは【集計】であって【分析】ではないのかなと思ってしまいます。
確かに見方によれば、分析の定義に重なる部分もあるかもしれませんが。。。
決して否定的な意見ではないですよ!
あくまでも個人的な感想です。
相関関係や妥当性などいろいろと考えることはあるかと思いますが。。。。
おっと!これ以上、書きますといろいろと支障が出てきそうなので今回はこの辺でやめておきます。
しかしながら、集団分析はやったほうが良いことは間違いないです。
監修者情報
株式会社メディカルコンチェルト
産業医と企業を結ぶマッチングサービスを事業として展開。従業員をサポートする「オンライン産業医面談」や経営者をサポートする「嘱託産業医」など、多方面から“企業全体の健康”に寄り添うサービスを提供。
公式サイト:https://medical-concerto.com/
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公式サイト:https://medical-concerto.com/