工場などの作業現場に比べ、作業リスクが見えづらいオフィスでも、職場巡視は必要です。では、どのような点に気を付けて巡視すればよいのでしょうか?オフィスにおける職場巡視のポイントをご紹介します。
オフィスにおける職場巡視のポイントとは?
①VDT(Visual Display Terminals)作業環境・作業管理の確認
長時間になりがちなオフィスでのパソコンを使ったVDT作業。
作業環境管理・作業管理の視点でのチェックが必要不可欠です。
VDT作業中の従業員の姿勢をチェックし、机の高さ、PCや周辺機器の位置、照明の明るさ等が適切か確認しましょう。
また、同じ姿勢での長時間作業となっていないか、適宜休憩し、姿勢をチェックするなど健康障害の予防への注意喚起について、衛生管理者と話し合いましょう。
②オフィス環境の測定結果の確認
オフィスでは2か月毎に「事務所衛生基準規則」に基づいて、温湿度、CO2濃度、照度などを測定しています。
これらの結果を確認し、巡視時にはその結果と実際のオフィス環境とを照らし合わせながら確認しましょう。温湿度計の設置場所についても再度確認したほうがよいでしょう。
これらの結果を確認し、巡視時にはその結果と実際のオフィス環境とを照らし合わせながら確認しましょう。温湿度計の設置場所についても再度確認したほうがよいでしょう。
③防災対策の確認
地震や火災などが起きた際の防災対策についても確認しましょう。
ひ避難経路の確保とその周知が徹底されているか、地震対策として、オフィスの大型家具の転倒防止対策、災害時の備品などについて確認してください。
普段から労働安全衛生の「5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)活動」を守ることが大切ですね。
※5S活動・・・労働安全衛生法を遵守することを目的に、職場環境の維持改善に用いられるスローガン。
ひ避難経路の確保とその周知が徹底されているか、地震対策として、オフィスの大型家具の転倒防止対策、災害時の備品などについて確認してください。
普段から労働安全衛生の「5S(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)活動」を守ることが大切ですね。
※5S活動・・・労働安全衛生法を遵守することを目的に、職場環境の維持改善に用いられるスローガン。
④分煙環境の確認
2014年の改正労働安全衛生法の中で、受動喫煙防止対策は努力義務として法制化されました。
そしてさらに、2020年4月1日には改正健康増進法の施行によりオフィスにおいても全面受動喫煙防止の対策をする義務が発生し、対応していない企業には罰則を課せられる可能性もあります。巡視前に企業が取り組んでいる喫煙対策を確認し、法改正に向けた対策の見直し、および「屋内完全禁煙」「喫煙室」等の設置に問題がないか確認してください。
いかがでしたか? 以上の内容をもとに効果的な職場巡視を目指してください!
いかがでしたか? 以上の内容をもとに効果的な職場巡視を目指してください!
監修者情報
株式会社メディカルコンチェルト
産業医と企業を結ぶマッチングサービスを事業として展開。従業員をサポートする「オンライン産業医面談」や経営者をサポートする「嘱託産業医」など、多方面から“企業全体の健康”に寄り添うサービスを提供。
公式サイト:https://medical-concerto.com/
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