毎年2月~4月は鼻水やくしゃみ、目のかゆみや涙など、様々な花粉症の症状がしんどい時期です。
重篤な人は発熱や体のだるさで出勤もままならない方もいらっしゃるようです。
今回はその花粉症の対策として、オフィスで実践できる対策を紹介していきます。
花粉症のメカニズム
花粉症とは、花粉に対して人間の体が起こすアレルギー反応です。体の免疫反応が花粉に過剰に反応することで、花粉症の症状がでます。
人によって期間が違いますが、数年から数十年花粉を浴びるとやがて抗体が増え、花粉症の発症となります。
花粉症は日本で約3,000万人が罹患する最も多いアレルギー疾患です。
花粉症を発症すると、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎などを起こし、睡眠障害などによって生活の質が落ち、仕事の生産性にも影響を及ぼします。
花粉症は日本で約3,000万人が罹患する最も多いアレルギー疾患です。
花粉症を発症すると、アレルギー性結膜炎やアレルギー性鼻炎などを起こし、睡眠障害などによって生活の質が落ち、仕事の生産性にも影響を及ぼします。
花粉症が及ぼす会社へのデメリット
ISOの研究結果によると、花粉症/アレルギー性鼻炎による労働者1人当たりの年間平均生産損失額は、約6万7千円と言われています。
花粉症の従業員が10人いれば約67万円の年間生産損失額となります。
花粉症の経済的損失は調査方法によって幅がありますが、生産性に少なからず影響を及ぼすことにも間違いありません。
これからの時季は花粉症をしっかり対策して、経済的な損失を減らしたいですね
会社でできる花粉症対策
- コートは業務をする部屋の外で脱ぐようにアナウンスし、よく花粉を払って持ち込む。
- 換気は窓を少しだけ開け、出来るだけ午前中の短時間に留める。
- 加湿をする。(加湿をすると花粉の浮遊が抑えられ、目のかゆみや鼻粘膜への刺激が和らぎます。)
- 長時間勤務を避け、社員がしっかり休養・睡眠を取れるよう配慮する。
- 花粉症は、各自、きちんと治療を受けるように推奨する(正しい知識の共有)
花粉症のセルフケア
花粉症の予防
- 受診を始める時期:花粉が飛散する2週間位前から抗アレルギー剤を服用することで、シーズン中の症状を軽減できます。
- 生活習慣:風邪予防・お酒の飲みすぎに気をつける・睡眠を良く取る・煙草を控えるなど、粘膜を保護する生活が大切です。
花粉症対策
- 手洗い・うがい・・・花粉が体に入らないように工夫しましょう。
- マスク・・・吸い込む花粉を1/3-1/6に減らします。使い捨てマスクに湿ったガーゼを挟むのも効果的です。
- 眼鏡・・・目の粘膜に花粉が入るのを防ぎます。いつもはコンタクトレンズの方も、花粉の時期は眼鏡に替えたほうが症状が和らぎます。
- 衣類・・・ウールなど花粉がつきやすい素材はNG。ツルツルした素材がお薦めです。市販の花粉ガードスプレーも効果があります。
- つばのある帽子・・・目に花粉が入るのを防ぎます。
- アイスノン・・・目にかゆみが出始めたら、こすらず冷やしましょう。
花粉症のさまざまな治療法
花粉症の対症療法
(主体となる症状に対して治療を行います。)
- 点眼薬、点鼻薬による局所療法
- 内服薬による全身療法
- レーザーなどによる手術療法
花粉症の根本療法
(長い時間をかけてアレルギーが起こらないようにします)
- 原因抗原(花粉などの)の除去と回避
- アレルゲン免疫療法(減感作療法)
- 舌下免疫療法
花粉症の症状が重い場合には…
耳鼻咽喉科や眼科での受診をお勧めします。他に内科や小児科、 アレルギー科などでも診療を受けられます。
いかがでしたでしょうか?たかが花粉症という考えも変わってきたのではないでしょうか?
いかがでしたでしょうか?たかが花粉症という考えも変わってきたのではないでしょうか?
花粉症は仕事の生産性にも大きく影響するアレルギー症状です。
軽く考えずに会社全体として対策してみるのはいかがでしょうか?